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女性の割合が断トツに多い相席ラウンジはどこ?

前回は、東芝の巨額損失ニュースにまつわる内容を、背景、ひきおこした要因とともに紹介しました。 かつては安定大企業のイメージを誇る大手会社までもが、巨額の負債、または海外企業の傘下(事実上買収される)に置かれるというニュースがつぎつぎと発表される世の中であります。  

 

 どこの会社なら安泰?    

 

 なんの商売なら安定?    

 もはや以前のような常識は無関係になってきたといえます。

  なんのジャンルであれ競争率はどこも激しく、何か新しいビジネススタイルをいち早く生み出して儲かったとしても、すぐに次々と似たような(二番煎じ?)がでてきて価格競争で負けてしまう。

 

 オリジナリティの価値はそこまで問われることはなく“質と価格さえよければなんでもいい”というほうへ消費者も向かってきているのだといえるでしょう。

 

 前回はいわゆるかちっとしたビジネス産業の場で上記のような傾向が顕著に見られることを紹介しましたが、今回はその傾向がジャンルの垣根をこえて見られることについてふれたいと思います。          

景気、不景気にいちはやく敏感な業界のひとつ

 先ほどものべた、人々の日常生活と密接に結びついている家電などの生活用品を扱う産業はもちろん、いわゆる娯楽産業においてもみられるのです。  

 そのなかでもいち早く浮き沈みが激しく、閉店、開店のサイクルもめまぐるしく早い業界がナイト産業です。  

 景気、不景気をもろに受け、いち早く敏感に影響を受ける業界だといえます。

 かつて小泉首相が総理時代に歌舞伎町を訪れた際、 「いい意味での、いかがわしさに元気、活気があふれている」めいた肯定的な発言をしていました。  

 その姿勢は歌舞伎町で飲食店を営む人たちから賛辞の声があがりました。

 

ナイト産業は水商売といわれるくらいですから、いわゆる水物です。

確かなものはなく、去年流行っていた店がいつのまにか潰れていたり、その跡地にはすぐさま新しいお店がオープンするというめまぐるしい回転があります。

 

また、1店舗単位での話のみならず、業界全体についても景気、不景気がいち早くもろに影響する産業といえます。

 

 キャバクラやガールズバーなどを営む複数の知人からよく耳にすることばが、

5年、10年前に比べたら話にならないくらい深夜の時間帯に人がいない。

どこのお店も暇だ。

 という声です。

 

たしかに、歌舞伎町のキャバクラエリアはかつて治安を心配しちゃうくらいのパワーを感じれた気がします。

 

歌舞伎町のみならず、六本木や銀座、池袋、上野などどこの繁華街でも見られる現象です。

 

価格競争

 キャバクラやクラブといえば決して安い娯楽場所ではありません。

いわゆる平均的なサラリーマンが足繁く通える場所ではありません。ですが、かつてはちょっと奮発してでもと、多くのサラリーマンが女性とお酒をともにしたいとキャバクラに飲みにいくということは珍しくありませんでした。

 

 ですが、景気不景気の影響を受けるサラリーマンは高額なキャバクラを避けるようになり、キャバクラもまたそれに譲歩するかのように案内所等で価格サービスを提供していくのです。

 

 家電製品など企業の価格競争により、日常世活において少しでも安い商品を入手、選択できるようになった背景で、娯楽に対しても低価格をふつうに求めだすのです。

 

 お金をケチるやつはそもそもキャバクラ、クラブに行こうとするな。という話ですが、人口の大半を占めるサラリーマン層をターゲットとして、お店側も無視できない現状もあります。

 

安く出費をおさえて女性と飲みたい、、、。

 

少し前までは、こんなこと言うのは男として甲斐性がないと思われそうで人前ではいえない。

そんな風潮もあったのですが、いまではふつうに言えちゃう時代になってきたといえます。

 

 かつては、見栄をはってなんぼ。気前よく飲んでなんぼ。という娯楽産業において、低価格でなんぼ。と客層が開き直りにも近い状態になってきといえるでしょう。

 

新サービススタイル?

安く出費をおさえて女性と飲みたい、、、。そんな風潮に追い打ちをかけるかのように昨今世の中あちこちで見られる相席屋や、相席ラウンジ、相席バーといったお店。

 

キャバクラに比べて価格設定が低く、女性と出会えて一緒にお酒を飲めるといったサービスが全国各地にひろがり、安く済ませたいサラリーマン層にいっきに人気を博しました。

 

多様化する相席屋

サラリーマン層をうまくとりこんだこの相席ビジネス。 この相席屋スタイルのお店も流行りとともに競争がはじまり多様化してきています。

女性が飲み食いタダというシステムは基本的に変わらないのですが、店によりVIPルームがあったり、カラオケ、ダーツがあったりと差別化が見られます。

 

 景気不景気にいち早く反応するナイト業界、流行りにもいち早く反応するナイト業界ですから、著者自身のまわりでさえこの相席スタイルのお店を営んでいる知人が数名いるくらいの流行りっぷりです。

 

 ですが、ナイト産業に確かなものはありません。これをやれば必ず儲かるというものが全く通用しない業界です。

男性陣は、おそらくダーツやカラオケにはそこまで重きを置いていないでしょう。

 

きれいごとなしに、女性が多くいるお店を選ぶでしょう。

どこの相席屋や相席ラウンジも男性の比率が多いという話をきくなかで、唯一?女性の比率が多いという相席ラウンジがあると耳にし、実際どんなものかと訪れたお店があります。

 あくまでも2017.2月時点での状況ですが、新宿歌舞伎町にあるオリエンタルラウンジはたしかに多くの女性がいたように感じました。別にオリエンタルラウンジさんの宣伝でもなくあくまでも体験談です。

 常連という男性客に聞いても、毎週末は時間帯での波こそあれ、ほぼ女性の割合が男性の割合以上にいるとのことでした。

 

そこには女性の需要が

 

 なぜ数ある相席屋、相席ラウンジがあるなかでそのお店に多くの女性が利用しているのか?。  

 それを疑問に思い女性にかるく聞いてみると、

 お店が豪華だから。メニューが豊富だから。  とシンプルな回答が。          

 

理由はそれこそ女性によって様々だとは思いますがおそらくこういうシンプルな理由なんだろうなと。

 

 男性をターゲットにするのではなく、女性をターゲットにする。低価格でうんぬんという男性客をターゲットにし、その男性のターゲットをおさえる。

 

 流行りものに敏感な女子が、選ぶ理由。

 

 この店流行っているから。

 内装が綺麗だから。

 といった女性ならではの明快で素直でシンプルな理由。嫌いなものは嫌い。好きなものは好き。そこにたいして理由ないといったつかみずらいともいえる女性の心理を、このオリエンタルラウンジが合致したのでしょう。

 

 消費者である男性がワガママになってきている昨今、その男性の先にいる女性のワガママや好みをおさえることが無視できなくなってきているのでしょう。

 かつては女性の高収入のバイトであったキャバクラのお仕事も、指名とかめんどくさい。ノルマとかめんどくさい。終電でかえりたい。週に何回も働きたくない。などというワガママ?女性が強気にあふれてきている傾向があり、またお店側も男性をターゲットにしている以上、その先にいる女性の要望に譲歩してきている傾向があるのかもしれません。

求人媒体も以前はそのような女性をターゲットにしているような媒体はなかったのにちらほらみうけられますこの媒体がいい例のひとつで、まさに、媒体業界でも女性のワガママ条件に応えられるような動きになってきているのもしれません。

 

ターゲットのターゲット

 今回は相席屋スタイルのお店をテーマにすることで、

したたかになっていく消費者(1次ターゲット)

 そこをおさえるには  

さらなる先のターゲットのワガママや好み(2次ターゲット)

をおさえるのがキーポイントであることを紹介しました。

 

ナイト業界はとくにそれがダイレクトに見られ、分かりやすく見えるので今回はナイト業界を背景にして紹介しました。

 

 男性客が『安いところ安いところ!』と叫んだとしても、お店(企業側) はその先の先まで見据えてサービスを提供しなければいけないのかもしれません。